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矯正治療は必ず抜歯するの? 抜かない矯正(非抜歯矯正)の可能性と注意点

2026年2月9日


こんにちは。新座きりん歯科クリニックです。


「矯正治療を考えているけれど、健康な歯を抜くのはどうしても抵抗がある」

「本当に抜歯しなければダメなの?」

そんな不安を抱えていませんか?


実は、矯正治療で抜歯が必要かどうかは、お口の状態によって一人ひとり異なります。「矯正=必ず抜歯」というイメージは、実際とは少し違っているのです。


この記事では、抜歯が必要になるケースと不要なケースの違い、非抜歯矯正のメリットとリスクについて解説します。


■矯正治療=必ず抜歯ではありません


結論からお伝えすると、矯正治療をするからといって、必ず歯を抜かなければならないわけではありません。抜歯が必要かどうかは「歯をきれいに並べるためのスペースがあるかどうか」です。


たとえば、もともと顎の大きさに対して歯が小さめの方や、すきっ歯など隙間がある方は、その空間を活用して歯を動かすことができます。


一方で、顎が小さく歯が重なり合っている方は、スペースを確保するために抜歯が検討されることもあります。


■抜歯が必要になりやすいケース


「自分の場合、抜歯が必要なのかな?」と気になっている方も多いと思います。ここでは、抜歯が検討されやすい代表的なケースをご紹介します。


◎重度の叢生でスペースが大きく不足している

叢生(そうせい)とは、歯が重なり合ってデコボコになっている状態のことです。


歯が大きく重なっている場合、IPR(歯の側面を少し削る方法)や歯列の拡大だけでは十分なスペースを確保できないことがあります。


とくに前歯が何枚も重なっているようなケースでは、抜歯によってスペースを作り、歯をきれいに並べ直すことが必要になる場合があります。


◎出っ歯や受け口が顕著で口元を大きく引っ込めたい場合

前歯が大きく前に出ている「出っ歯」や、下顎が前に出ている「受け口」の場合も、抜歯が検討されやすいケースです。


口元の突出感を改善してEラインを整えたいという希望がある方は多いでしょう。こうした審美的な改善を目指す場合、歯を後ろに引っ込めるためのスペースが必要になります。


軽度であれば非抜歯でも対応できることがありますが、しっかりと口元を引っ込めたいときには、抜歯が選択肢になることがあります。


◎上下の噛み合わせが大きくずれている場合

噛み合わせのズレが大きいと、歯を大きく動かさなければ正しい位置に持っていくことができません。歯の移動距離に見合ったスペースを確保するため、抜歯が必要になることがあります。


◎親知らずが歯列を圧迫している場合

親知らずが斜めや横向きに生えていて、他の歯を押している場合も注意が必要です。


親知らずが歯並びを乱す原因になっているケースでは、親知らずを抜歯することで矯正治療がスムーズに進むことがあります。


なお、親知らずの抜歯は、矯正のために一般的に抜かれる小臼歯(前から4〜5番目の歯)の抜歯とは異なります。親知らずは生え方や位置によっては口腔外科での抜歯が必要になることもあるため、事前の検査が大切です。


■抜歯しないで矯正できるケース


ここでは、非抜歯で矯正できるケースについて見ていきましょう。


◎軽度の歯並びの乱れ(軽度の叢生・すきっ歯など)

歯の重なりが軽い場合は、抜歯をしなくても矯正できることが多いです。また、すきっ歯の場合は、その隙間を活かして歯を移動させることができます。


◎奥歯を後ろに動かす(遠心移動)でスペースが作れる場合

遠心移動とは、奥歯を後方に移動させることでスペースを作る方法です。


とくにマウスピース矯正(インビザラインなど)では、遠心移動を取り入れやすいという特徴があります。親知らずが生えていない、または既に抜歯している場合は、奥歯を後ろに動かすスペースが確保しやすく、非抜歯での治療が可能になることがあります。


■抜歯矯正・非抜歯矯正それぞれのメリット・デメリット


抜歯矯正と非抜歯矯正、どちらにもそれぞれの良さと注意点があります。


◎抜歯矯正のメリット:複雑な症例にも対応でき、仕上がりの安定性が高い

抜歯矯正は、スペースをしっかり確保できるため、重度の歯並びの乱れにも対応できます。

歯を動かす距離に余裕が生まれるので、口元のラインを整えたい場合や、大きく噛み合わせを改善したい場合にも効果的です。


◎抜歯矯正のデメリット:健康な歯を失う・治療期間が長くなる

一度抜いた歯は元に戻りません。また、抜歯によって生まれたスペースを閉じながら歯を動かすため、治療期間が長くなりやすい傾向があります。


◎非抜歯矯正のメリット:健康な歯を残せる・治療期間が比較的短い

非抜歯矯正の大きなメリットは、健康な歯をすべて残せるという点です。また、歯を大きく動かす必要がないケースでは、治療期間も短くなりやすい傾向があります。


◎非抜歯矯正のデメリット:無理な非抜歯は失敗のリスクがある

本来は抜歯が必要なケースで無理に非抜歯を選ぶと、思わぬ失敗につながることがあります。たとえば、歯が並びきらず前歯が前方に押し出されて「口ゴボ」になってしまったり、スペース不足のまま無理に歯を動かしたことで後戻りしやすくなったりする可能性があります。


【抜くか抜かないかではなくあなたに合った治療を選ぼう】


矯正治療をするからといって、抜歯は必ずしも必須ではありません。もともとスペースがある場合や、マウスピース矯正などで奥歯を後方に移動できる場合は、健康な歯を残したまま美しい歯並びを目指すことができます。


抜歯・非抜歯のどちらが優れているかではなく、理想の口元や正しい噛み合わせを実現するために、どちらが適切かを見極めることが重要です。


無理に非抜歯にこだわると、前歯が前方に突き出したり、治療後に後戻りしやすくなったりすることもあります。まずは精密な検査を受け、あなたのお口に合った治療プランを見つけていきましょう。



新座きりん歯科クリニック
歯科医師
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